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伊東 うずわ とは|静岡県伊東市の漁師飯「うずわめし」— 何の魚か・食べ方・旬・食べられる店

静岡県伊東市・伊東港の岸壁に並ぶ漁船。うずわ(ソウダガツオ)はこの港に水揚げされる
Abasaa / Public domain, via Wikimedia Commons

うずわは、静岡県伊東市でソウダガツオ(宗田鰹)を指す呼び名です。 小型のカツオの仲間で、鮮度が落ちるのが早いため生のまま市場に出回ることが少なく、水揚げ地の伊東では、たたきにして青唐辛子と食べる漁師飯「うずわめし」として受け継がれてきました。伊東駅から徒歩 2〜3 分の 2 店で定食として食べられ、家庭向けの冷凍セットの通販もあります。

まず定義、次に「なぜ伊東なのか」、そして食べ方・旬・食べられる場所の順に、伊東市・伊東観光協会・静岡県の公式ページで確認できた事実だけを並べます。

うずわとは — 何の魚か

うずわは魚の種名ではなく、伊豆地区での呼び名です。静岡県水産・海洋技術研究所 伊豆分場の「伊豆分場だより」第 322 号(平成22年7月)は、ソウダガツオを「小型のカツオ類であるマルソウダとヒラソウダの総称」と説明したうえで、「伊豆地区ではウズワと呼ばれ、好まれる方も多い」と記しています(静岡県 公式・伊豆分場だより 322 号「ソウダガツオ大漁」PDF号の目次)。

つまり「うずわ」= ソウダガツオ、細かく言えばマルソウダとヒラソウダの 2 種をまとめた呼び名です。同じ号は、マルソウダの見分け方を「体型がやや丸く、胸甲部と呼ばれる体側の硬い部分が第 2 背鰭まで達する」と書いています。

名前の由来については、うずわを看板にする伊東の店「楽味家まるげん・伊豆鮮魚商まるたか」の公式サイトが「背中にうずのような模様があることから『渦輪』(うずわ)と呼ばれるようになった」と説明しています。同サイトによれば体長は最大 50 cm ほどで、カツオより小ぶりです(伊東銘物うずわ — 店公式)。市や県の公式ページに由来の記述は見つからなかったので(2026-09-10 時点)、由来は店の説明として読んでください。

なぜ伊東なのか — 定置網の町と「鮮度が命」の魚

理由は 2 つで、どちらも公式の記述で裏が取れます。

1 つ目は、伊東が定置網の町であること。伊東市の公式ページ「伊東の水産業について」は、市の漁業を「アジ・サバ・ムロ・イワシ・ブリなどを漁獲する棒受網、巻き網、定置網漁業」「キンメ・ムツ・イカなどを漁獲する一本釣り」「サザエ・アワビ・イセエビなどの魚介類を漁獲する潜水漁業、エビ刺網等」と紹介し、「水揚げされた魚は鮮魚として本市を中心とする県東部市場で消費されています」と書いています(伊東市 公式)。ソウダガツオはこの定置網に入る魚で、伊豆分場だより 322 号には、2010 年 5 月 26 日に伊東市内の川奈の定置網へ 1 日 10 トンが入網し、そこから 6 月半ばまでマルソウダの入網が断続的に続いた記録があります。

2 つ目は、鮮度の落ちやすさ。同じ号は「鮮度低下が早いのでスーパーなどでは商品として扱いにくい」と書き、伊東市場に水揚げされるソウダガツオ類が「かつてはヒラソウダが多く、鮮魚として利用されていたものが、加工原料となるマルソウダ中心となり」、鮮魚としての流通がさらに減っていると分析しています。店の公式サイトも「鮮魚として流通することは稀で、ほとんどは宗田節など加工品の原料」と同じことを書いています。

鮮度が落ちやすいため、水揚げ地の近くで早く食べるのが基本です。だから「うずわめし」は港町の漁師の食べ方として残り、伊東の外にはほとんど出ませんでした。静岡県の「しずおか食の情報センター」も伊東市のページで「近海で水揚げされた新鮮で豪快な漁師めしを味わうことができます」と紹介しています(静岡県 公式)。

伊東港そのものについては、静岡県の公式ページが「古くから水産物の水揚基地としての役割を果たしてきた伊東港は、背後の伊東市の『国際観光温泉都市』としての発展に伴い、現在では観光港としても重要な役割を果たしています」と説明しています(静岡県 公式・伊東港・更新日 2023-01-13)。温泉街の目の前が水揚げ地、という距離の近さが、うずわを「伊東で食べる魚」にしています。

うずわめし・うずわ味噌の食べ方 — 三段階

伊東観光協会の公式特集「伊東に来たら、まずはこのグルメ」は、うずわめしを「ソウダガツオ(うずわ)を青唐辛子と一緒にたたきにして食べる漁師飯」と定義し、食べ方を 3 段階で案内しています(伊東観光協会 公式)。

  1. たたきをそのまま。 うずわと青唐辛子を混ぜ、醤油で食べる。「辛さがアクセントとなってとても美味しいと評判」と観光協会は書いています。わさびの代わりに青唐辛子を使うのが伊東流です。
  2. ご飯にのせる。 混ぜたうずわを温かいご飯にのせる。「うずわの旨味が口の中いっぱいに広がります」。
  3. 出汁茶漬けにする。 薬味と出汁をかけてお茶漬けにして食べ切る。店の公式サイトは「出汁は、沸騰直前まで熱々にすること」と念を押しています。

店では、うずわのたたきを箸で三等分してから始めると、この 3 段階を無理なく回せます。2 段階目でご飯を食べ切らないのがコツで、これも店の公式サイトに書かれている手順です。

うずわ味噌は、うずわを出す店が自家製で仕込む味噌で、観光協会の掲載ページでは野菜やご飯に合わせる調味料として紹介されています。店では土産として売られ、通販セットにも「うずわ、青唐辛子、うずわ出汁、うずわ味噌」の 4 点が入ります(伊東観光協会 公式・うずわ屋・2026-09-10 時点)。

旬と獲れる時期 — 公式記録で分かること

「うずわの旬は〇月」と断定した記述は、伊東市・伊東観光協会の公式ページには見当たりません(2026-09-10 時点)。分かっているのは次の 2 点です。

  • 静岡県の研究所の記録では、伊豆東岸の大型定置網で 5〜6 月にマルソウダが大量に獲れた年があり(2003 年・2008 年・2010 年)、2010 年 6 月は 1987 年以降で最も多い漁獲でした。同資料は「黒潮と関係が強い種なので、この時期に黒潮が接岸傾向であったことが影響した」と推測しています(伊豆分場だより 322 号 PDF)。
  • 同資料の図には 1987 年以降の平年の月別漁獲量が載っており、獲れる量は年によって大きく変わります。獲れない日・時期があるのが前提の魚です。

つまり「毎日必ず食べられる魚」ではなく、来店前に店の公式サイトで提供の有無を確認するのが確実です。

どこで食べられるか — 伊東駅から徒歩 2〜3 分

伊東観光協会の公式グルメ検索で「うずわ」を条件に絞ると、掲載は 3 件です。実店舗 2 店と通販 1 件で、いずれも同じ会社が運営しています(伊東観光協会 公式・うずわで検索・2026-09-10 時点)。ランキングではなく、公式掲載の全件です。2 店共通の店公式サイトのお品書きでは、うずわ定食は 1,690 円です(お品書き — 店公式・2026-09-10 時点)。2 店ともラストオーダーの時刻は観光協会の掲載ページと店公式で表記が異なるので、来店前に店公式サイトで確認してください。

楽味家 まるげん

  • 住所: 静岡県伊東市猪戸 1-4-1。JR 伊東駅から徒歩 3 分
  • 営業時間: 11:00〜15:00 と 17:00〜23:00。定休日なし(年中無休)(2026-09-10 時点)
  • 電話: 0557-32-5152(店公式は「予約はできません」・電話予約不可)
  • うずわ定食のほか、自家製のうずわ味噌を土産として販売(伊東観光協会 公式 掲載ページ

伊豆鮮魚商 まるたか

  • 住所: 静岡県伊東市湯川 1-16-6。JR 伊東駅から徒歩 2 分(伊東湯の花通り入口すぐ)
  • 営業時間: 11:00〜15:00 と 17:00〜23:00。定休日なし(年中無休)(2026-09-10 時点)
  • 電話: 0557-38-0105
  • 観光協会の掲載ページによれば、伊東魚市場仲買人の直営店。うずわは定食のほか、ユッケ・塩辛・酒盗・黒潮煮・たたき揚げなどの品もあり、うずわ味噌とポン酢を土産として扱っています(伊東観光協会 公式 掲載ページ

自宅で食べる — うずわ屋(通販)

伊東市宇佐美 1935 の「解禁! 禁断の海の幸 うずわ屋」は、上の 2 店が出すうずわのたたきを冷凍で届ける通販です。観光協会の掲載ページには「うずわ、青唐辛子、うずわ出汁、うずわ味噌」のセットが皿に盛られた状態で届き、解凍後そのまま食べられることが書かれています(伊東観光協会 公式 掲載ページ・2026-09-10 時点)。

伊東港の魚を直接買う — 伊東魚市場直売

うずわに限らず、その日に伊東港へ水揚げされた鮮魚を買える直売が、伊東市の公式ページに案内されています。場所は伊東市新井 1-1-18(国道 135 号バイパス沿い・駐車場あり)、毎週水曜日に 12:30 受付・13:00 販売開始、問い合わせは いとう漁業協同組合(0557-37-3181)。「当日の水揚状況によっては販売物・量等が変わる場合や、中止になる場合があります」とあり、当日午前中に電話で確認するよう案内されています(伊東市 公式・市ページの更新日 2022-05-06・2026-09-10 時点で掲載を確認)。

伊東観光の行程にどう組み込むか

2 店とも伊東駅から徒歩圏なので、車なしの行程に入れやすい食事です。昼は 11:00〜15:00、夜は 17:00〜23:00 なので(2026-09-10 時点)、到着直後の昼か、温泉のあとの夜のどちらにも置けます。

青唐辛子入りの醤油は辛いので、子ども連れは青唐辛子を別皿にしてもらうか、量を少なくして混ぜると調整できます。雨の日の子連れの行程は 伊東 雨の日 子連れ にまとめてあります。定食の食べ方そのものに決まりごとはありませんが、箸の扱いや器の持ち方など基本の作法は 日本の食事作法 にまとめてあります。食後に温泉へ行くなら はじめての温泉の入り方 も。

伊東市内のイベントや季節の情報は、伊東観光協会のイベントカレンダー伊東市 公式サイトで確認できます。

よくある質問

うずわとはどんな魚ですか?

ソウダガツオ(宗田鰹)の、伊豆地区・伊東での呼び名です。静岡県水産・海洋技術研究所 伊豆分場の資料は、ソウダガツオを「小型のカツオ類であるマルソウダとヒラソウダの総称」とし、「伊豆地区ではウズワと呼ばれ」ると記しています。店の公式サイトによれば、名前は背中の渦のような模様(渦輪)に由来し、体長は最大 50 cm ほどです。

うずわの食べ方は?

伊東観光協会の定義では「ソウダガツオ(うずわ)を青唐辛子と一緒にたたきにして食べる漁師飯」で、食べ方は 3 段階です。まずたたきを青唐辛子入りの醤油で混ぜて食べ、次に温かいご飯にのせ、最後に熱い出汁をかけて茶漬けにします。店では「うずわ定食」として出ます。

うずわとは伊東の何ですか?

伊東港に水揚げされるソウダガツオの地元名で、それを青唐辛子と食べる漁師飯が「うずわめし」です。伊東市の公式ページは市の漁業を定置網・棒受網・巻き網などと紹介し、水揚げされた魚は市を中心とする県東部市場で消費されると書いています。鮮度が落ちやすいため、水揚げ地の伊東で食べる魚として受け継がれてきました。

うずわの時期はいつですか?

伊東市・伊東観光協会の公式ページに「旬は〇月」と定めた記述はありません(2026-09-10 時点)。静岡県の研究所の記録では、伊豆東岸の定置網で 5〜6 月にマルソウダが大量に獲れた年(2003 年・2008 年・2010 年)があり、黒潮の接岸と関係が強い魚とされています。獲れる量は年や日で変わるので、来店前に店の公式サイトで提供の有無を確認してください。

うずわ定食はどこで食べられますか?

伊東観光協会の公式グルメ検索に載っている実店舗は、JR 伊東駅から徒歩 3 分の「楽味家 まるげん」(伊東市猪戸 1-4-1)と徒歩 2 分の「伊豆鮮魚商 まるたか」(伊東市湯川 1-16-6)の 2 店です。営業時間はいずれも 11:00〜15:00 と 17:00〜23:00、年中無休。うずわ定食は店公式のお品書きで 1,690 円(2026-09-10 時点)。伊東の外で食べるなら、同じ会社の通販「うずわ屋」の冷凍セットを取り寄せる方法が観光協会に掲載されています。

確認日と確認方法

確認日: 2026-09-10。各施設の公式サイトで確認しました。営業時間・定休日・住所は伊東観光協会の公式掲載ページと店公式サイトの記載を転記し、魚の説明は静岡県水産・海洋技術研究所 伊豆分場の資料と伊東市の公式ページに拠っています。電話での確認は行っていません。来店前に各公式サイトで最新の情報を確認してください。

  • 伊東観光協会「伊東に来たら、まずはこのグルメ」: https://itospa.com/feature/gourmet
  • 伊東観光協会 掲載ページ(楽味家 まるげん): https://itospa.com/gourmet/detail_54479.html
  • 伊東観光協会 掲載ページ(伊豆鮮魚商 まるたか): https://itospa.com/gourmet/detail_54478.html
  • 伊東観光協会 掲載ページ(うずわ屋): https://itospa.com/gourmet/detail_54480.html
  • 伊東市「伊東の水産業について」: https://www.city.ito.shizuoka.jp/gyosei/soshikikarasagasu/sangyoka/shiseijoho/2/2/1731.html
  • 伊東市「伊東魚市場直売について」: https://www.city.ito.shizuoka.jp/gyosei/shiseijoho/sangyo/suisangyo/4727.html
  • 静岡県「伊東港」: https://www.pref.shizuoka.jp/machizukuri/kowan/1003578/1029642.html
  • 静岡県水産・海洋技術研究所 伊豆分場「伊豆分場だより 第322号(平成22年7月)」目次: https://fish-exp.pref.shizuoka.jp/izu/0006/322.html
  • 同 322号 トピックス「ソウダガツオ大漁」PDF: https://fish-exp.pref.shizuoka.jp/izu/0006/322/322-06.pdf
  • しずおか食の情報センター「伊東市」: https://fujinokuni.shokunomiyako-shizuoka.pref.shizuoka.jp/culture/ito
  • 楽味家まるげん・伊豆鮮魚商まるたか「伊東銘物うずわ」: https://ito-marugen.com/uzuwa
  • 楽味家まるげん・伊豆鮮魚商まるたか「お品書き」(うずわ定食の価格): https://ito-marugen.com/menu

よくある質問

うずわとはどんな魚ですか?
ソウダガツオ(宗田鰹)の、伊豆地区・伊東での呼び名です。静岡県水産・海洋技術研究所 伊豆分場の資料は、ソウダガツオを「小型のカツオ類であるマルソウダとヒラソウダの総称」とし、「伊豆地区ではウズワと呼ばれ」ると記しています。店の公式サイトによれば、名前は背中の渦のような模様(渦輪)に由来し、体長は最大 50 cm ほどです。
うずわの食べ方は?
伊東観光協会の定義では「ソウダガツオ(うずわ)を青唐辛子と一緒にたたきにして食べる漁師飯」で、食べ方は 3 段階です。まずたたきを青唐辛子入りの醤油で混ぜて食べ、次に温かいご飯にのせ、最後に熱い出汁をかけて茶漬けにします。店では「うずわ定食」として出ます。
うずわとは伊東の何ですか?
伊東港に水揚げされるソウダガツオの地元名で、それを青唐辛子と食べる漁師飯が「うずわめし」です。伊東市の公式ページは市の漁業を定置網・棒受網・巻き網などと紹介し、水揚げされた魚は市を中心とする県東部市場で消費されると書いています。鮮度が落ちやすいため、水揚げ地の伊東で食べる魚として受け継がれてきました。
うずわの時期はいつですか?
伊東市・伊東観光協会の公式ページに「旬は〇月」と定めた記述はありません(2026-09-10 時点)。静岡県の研究所の記録では、伊豆東岸の定置網で 5〜6 月にマルソウダが大量に獲れた年(2003 年・2008 年・2010 年)があり、黒潮の接岸と関係が強い魚とされています。獲れる量は年や日で変わるので、来店前に店の公式サイトで提供の有無を確認してください。
うずわ定食はどこで食べられますか?
伊東観光協会の公式グルメ検索に載っている実店舗は、JR 伊東駅から徒歩 3 分の「楽味家 まるげん」(伊東市猪戸 1-4-1)と徒歩 2 分の「伊豆鮮魚商 まるたか」(伊東市湯川 1-16-6)の 2 店です。営業時間はいずれも 11:00〜15:00 と 17:00〜23:00、年中無休。うずわ定食は店公式のお品書きで 1,690 円(2026-09-10 時点)。伊東の外で食べるなら、同じ会社の通販「うずわ屋」の冷凍セットを取り寄せる方法が観光協会に掲載されています。
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